今回取材にご協力いただいた方
近藤俊恵さん
- JCCAアドバンストトレーナー
近藤さんは、事務員としてほぼ身体を動かす事の無い生活をされていましたが、運動を行う事の大切さや楽しさを知り、それを伝えるために現在はインストラクターとして活動されています。
ご自身が運動未経験者だったことから、楽に!快適に!身体を使う習慣づくりを大切にされています。
1.セミナーを受講される前、どんな課題を持っていましたか?
JCCAのセミナーを含め、自分自身でカラダの学びを深めていましたが、どれもパーソナル指導向けの内容だったためグループ指導をする時に学んだことを活かしきれていないと感じていました。
私は3〜8名ほどのスモールグループレッスンで指導をしており、ひとりひとりの動きや姿勢を見る余裕があるのですが、その中で姿勢や動きが悪い人にフォーカスしてしまい、時間が取られてしまうということが起きていました。
ひとりではなくみんなが気づけるような、グループならではの言葉がけをできるようにしたいと考えていたんです。
そんな時に、マスターシリーズでグループ指導に特化した評価法を学べるセミナーが開設されたことを知り受講しました。
2.セミナー受講後どのような変化がありましたか?学びをどのように活かしていますか?
指導の具体的な進め方やテクニックをスキルアップできただけでなく、
集団指導の捉え方を変えていくきっかけとなりました。
主に2つあります。
1)投げかけが増えて、参加者の動機づけに繋がった
モニタリング(カラダの状態を感じさせる言葉がけ)ではオーソドックスな声掛けを行うことが多いですが、その時に参加者の感覚を引き出すためのさまざまな投げかけをできるようになりました。
「今日はどんな風に感じますか?」「いつもと違う感じはありますか?」や、「ここまで来る時どのような感じで歩いて来きましたか?」といった、その時にそれぞれの人が感じる言葉掛けをしています。
そして、「その感じがするのは何でだと思いますか?」「日常でどんな動きをしていましたか?」といった、その人自身のクセ・行動・日常生活を考えてもらったり、実際に動いてもらったりしています。
言葉がけが増えたことでカラダの変化の気づき増える!
たくさんの言葉をふりかけるので好きなものを取っていってね、というスタンスです。これによって参加者が自分のカラダの変化に気づくことがふえたのか、レッスン後に参加者の方から変化の声を教えてくれるようになりました。
その時に「普段こんな事やっていて、だからこうだったみたいで、今はこうなりました。これからはここを意識してみます」というような会話が起こり、参加者が動機づけされていくのです。
2)参加者ありきでレッスンを進められるようになった
受講前は「やってあげなきゃ」「見てあげなきゃ」というプレッシャーがありました。そのため、体感を引き出すために必死になりすぎたり、うまくできていない人に一生懸命に教えすぎたりしてしまい、一方的な進め方になっていたかもしれません。
それがセミナーを受講することで、グループへの評価や言葉がけの意味を考え直すことができました。カラダの変化や言葉がけをどう持ち帰るのかは参加者次第で、私はそのサポートをしていると思えるようになったのです。
結果として、良い意味でレッスン時の力が抜け、全体を見ながら余裕を持って進められるようになりました。
どんな人に「グループ指導で活用する姿勢と動きの評価」の受講をオススメしますか?
グループ指導で使える姿勢や動きの大まかな評価法を学びたい方はもちろんのこと、私がかつて悩んでいたように、「やってあげなきゃ」とプレッシャーを感じながら指導している人は、広い視野をもってグループ指導をするきっかけになると思います。
様々なバックグラウンドの人が集まるので視野が広がります!
また、普段はパーソナル指導をしていてこれからグループ指導を始める人にとっては、集団をどのように見てどのように言葉がけをしていけばいいのかを包括的に学べるセミナーだと思います。
近藤さん、ありがとうございました。
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